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シリコンバレーは二重の世界

 もう明日帰国なわけなのですが。サンフランシスコで感じた書きたいことはいろいろあるんだけどな。

 

 

前回の記事でアメリカ(住んでいるのはサンフランシスコだけど、とりあえずアメリカという国)ってなんなんだろう?と考えている、と書いたけれど、3週間くらい前かな?夜の市バスに乗っている途中、突然腑に落ちました。

ここには「ローカルなアメリカ」という世界と、「世界規模の競争社会(globally competitive)」という世界と、2つの世界が同じ土地で存在しているんだな、と。

 

前回ブログで私が書いた、サンフランシスコのイメージ・・思ったよりも、治安が悪かったり不便だったり、貧富の差がものすごく大きかったり、結構な田舎だったり・・というような「アメリカってこんな国なんだっけ?どうしてこうなってるんだ?」という疑問は、何冊かアメリカに関する本を読んで、大体どれも言っていることは同じでざっくりと以下の感じに理解しました。

 

  • ブッシュ政権がイラク戦争を筆頭にとにもかくにもひどかった
  • 英語わからない、常識が存在しない国民が多数存在するので、極端な右派とかキリスト教原理主義とか人種差別ばりばりなメディアとか、日本常識から考えると信じられないようなも存在する
  • 911以降、政府による問答無用の監視・取り調べ・連行→拷問などが起きており、監視社会化が激しい、NSAアメリカ国家安全保障局)は携帯やらパソコンやらをすべて監視している
  • コングロマリットと政府の癒着が激しく、大企業の影響力がout of control
  • 格差が激しく、ミリオネア・ビリオネアの限りなさと貧困の多さが極端
  • 差別は明らかにそこら中に存在している

※読んだ本は最後に。異論は受け付けます。

 

という感じでアメリカをざっくり理解したあとで、先日Google本社におじゃまする機会をいただきました。

 

http://instagram.com/p/n8-FT8Nf_w/

google

http://instagram.com/p/n8-T9jNfwE/

ここは会社です

 

思ったよりめっちゃ田舎にあったり、みんな本気でリラックスしてたり、いい環境すぎたりと驚くことはいっぱいあったのですが、ハイライトがこれ。

招いてくれた方は、「ダイバーシティの極みみたいな環境」と言っていたけれど、まさにその通りで。

これが、世界の猛者が集まる「シリコンバレーのイメージだなあ、と納得すると同時に、これがアメリカか?と考えるとそうでもなく。GoogleAppleって既に国家を超える競争力をもつ状態なので、彼らにとってはもしアメリカがいづらくなった場合には場所を変えればいい話だし、そこで働くようなプロたちは結局どこでも生きていける力をもってるわけで。(もちろん、リモートワークだって可能だし)

そして、こんな環境で働いている人たちは、例えば

「インドの高校→アメリカの大学→アメリカの会社→ヨーロッパ転勤→戻ってきてアメリカ」とか、「ドイツで仕事を初める→ニューヨーク転勤→シンガポール転勤→ベイエリア担当」みたいなのがごろごろいるわけで、思い出すのは「ワーク・シフト」の世界なのでした。

なんというか、場所とか国境とか土地の特性とかってもう障壁でもなんでもなく、グローバルエリート的な人は国境なんてするっと超えて移動しているわけで、ああ、もう世界はつながって(しまって)いるんだな、と、ようやく感覚的に実感した気がします。

という、極めて個人的で感覚的なお話でした。

 

※実際のところ、世界はつながってしまった(日本以外)という話もあるのだけど、それはまた別の機会に。

 

 

 

 

日本人が知らないアメリカの本音

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アメリカから〈自由〉が消える (扶桑社新書)

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