広報はじめて6ヶ月たったので、読んでよかった本をまとめる
タイトルの通り、今年の頭からはじめて広報担当になり、広報ってなんだー!?と学びながら仕事に追われていたらあっという間に半年近く経ってました。
未知の分野を学ぶべく色々と本を読んだ中で、よかったものをまとめておきます。
広報・PR担当以外の人でも、どの職種でも知っていて損はない内容だと思うのでおすすめ。
とりあえず読んでおくと便利
広報未経験だったので、本屋で広報・PRの棚を一通り手にとって眺め、全体像をカバーしているのがこの本だったので買いました。
上場企業を想定しているようなので、プレスリリースとは?メディア対応とは?という基礎ところからIR活動や記者クラブについて、リスクマネジメント等、一通り網羅していて、最初に読むのにはよかった。
前職のコミュニティマネージャーのときにも読んでいたのですが、改めて読み直し。ひとつ前の本が広報仕事の基本とすれば、こちらはPRの考え方の基本という感じ。世の中の注意をひくためのストーリーをどう作るのか、という点が具体例とともに書かれていてわかりやすい。
栗田さんは実際に広報担当者向けのイベントや勉強会もよく主催されてます。
特にベンチャーには参考になることが多いかも。
宣伝会議が出している広報業界紙。毎回内容が濃く、スポット的なPRイベントやプレスリリースから長時間かけて世の中の認識を変えていくようなプロジェクトまで、具体的な事例が多く、単純に読んでいて面白いし勉強になります。
余談ですが、入社数日後にたまたま広報会議の取材があって自分の名前が載ったのですが、それを見た他社の広報担当から「載ってたね〜」と何件も連絡をもらったのでした。広報担当者は読んでいるんだなー、と実感。
人前で話す機会がある人に。社内の人のプレゼン練習をしたときに読みました。声のトーンや緩急によって生み出せる効果、どういう意識で声をだすといいか、などなど。読みやすい。
一回読んだだけで身につくわけはないけど、なるほどーとは思えます。
自分が読むだけでなく、「大人数を前にプレゼンするので緊張する!」「話すのが苦手!」という人に一度読んでもらうと、共通認識ができていいと思います。
各メディアって、どんな論理で動いてるの?
新聞編。元日経記者が明かす、新聞の表と裏のいろんな話が面白かったです。見出しはどうやってつけるのか?誰が決めるのか?記事の大きさや見出しの大きさは何を表すのか?記者は何を考えて、どうやってネタをとって、何が評価されるのか?「特オチ」って何?などなど。メディアが好きな人は、きっと面白いと思います。大学生のときに読みたかった。
この本を読みながら、「新聞協会賞」の受賞歴を調べると、新聞の報道は何を重視しているのかわかってきます。
新聞協会賞受賞作|新聞協会賞|表彰事業|日本新聞協会について|日本新聞協会
たとえば最近あった歴史的ニュース「英、EU離脱」。
日経夕刊が刷り上がりました。歴史的な1日を物語る紙面です。英国やEU、マーケットはこれからどう動くのか。紙面・電子版でお読みください。https://t.co/40i5q45jFI pic.twitter.com/tEAQ3bCyQh
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) June 24, 2016
この見出しは「ヨコ見出し」「2段抜き」「黒字に白文字」。
この大きさ東日本大震災以来の大きさなので、超弩級ニュースに使う、らしい。
第5回 「超弩級ニュース」の見出しは?:新聞の正しい読み方|Webnttpub.
上記のリンク先でも本の内容がかなり読めるようなので、ぜひ。
鈴木おさむさんによる、まだこの世にないテレビ番組の企画書をまとめた一冊。実際の企画書と、それに付随して面白い企画の作り方が紹介されてます。
テレビ、特にバラエティ番組ってこういう流れでできるんだなーというのが面白い。さらっと読めます。
以前に選挙の時テレ東で池上さんの番組が話題になりましたが、政治ジャーナリズムについて、池上さんらしくわかりやすいけど興味深い本。
政治とジャーナリズムはどういう関係であるべきなのか?現状何が問題なのか?
テレビをつけるとスキャンダル叩きばっかりしているような印象を持ってしまう最近だけど、本来は政局ではなく政策報道をすべき、記者は鋭い質問力を磨くべき、などなど。
政治部記者と社会部記者の対立とか、小泉進次郎氏のスピーチテクニックとか、へーという内容が多いので選挙前に読むと面白いよ。
面白いしリアルで一石二鳥な小説
自衛隊の広報室が舞台という珍しい小説だけど、エンタテインメント性も高いので読みやすい一冊。
国民みんな当然知ってる自衛隊だけど、イメージ向上のためにどんな施策を打つのか、ネガティブな姿勢の報道に対してどう向かうのか、社内(隊内)の調整はどうするのか、とかとかリアルな話が色々と。
主人公も広報1年目の立場なので、状況解説もわかりやすくて良いです。
広報ってこんな感じなんだなってのが感じられます。
ハゲタカで有名な真山仁さんの小説。真山さん自身も元記者で、取材に基づいたリアルな小説は私も好きだったのですが、これは今まで読んでなかった。たまたま見つけて読んでみたら、本当に面白かった!最近人に勧めまくってます。
TBS(作中ではPTB)と坂本弁護士一家殺害事件、 2004年のイラク日本人人質事件と実際の事件を元にしていて、正義感の強いTVディレクターが主人公。
出てくる人物や会社も、プライムニュース(=NEWS 23)の福森キャスター(=筑紫哲也)、民自党(自民党)、電広(電通)などなど...報道の裏でどんなことが起こっているのか、もちろんフィクションにしても、どんな思惑が絡み合っているのか?
思わず一気に読んでしまいます。
こちらも元上毛新聞記者の小説家、横山秀夫さんが、実際に地元紙の記者として体験した日航機墜落事故の話。
未曾有の事故に緊迫した新聞社の空気が伝わってきます。事実の裏取りの仕方や他社との抜いた抜かれた合戦、報道と遺族保護の葛藤などは記者あるあるなんだろうなー。
最後にこれは異色だけど、、林真理子さんによる外資系化粧品のプレス職を取り上げた小説。
いままで硬派な作品が多かったので突然ラブストーリー感ですが、アラサー女性の葛藤や不倫やらなんだらありつつ、華やかなPR業界の裏のドロドロ感、大変感などはさもありなん…いや、知らないので想像ですけど。
今だとインスタグラマーを呼んでパーティー!みたいな業界はこんな感じなのかもね。
頭使うの疲れたなってときにさらりと読めます、圧倒的に女性向けだけど!
本を探す上で、Sansanの日比谷さんによるこのNAVERまとめが超絶便利でした。さすが日比谷さん。ありがとうございます。
#広報 は必見の小説・ドラマ・映画たち - NAVER まとめ
読んだ方いたら、ぜひ感想教えてください。
本のおすすめも待ってます!読みます!
プロフィール
改めてプロフィールをまとめました。
中澤 理香 / Rika Nakazawa
(PR, Community Management Consultant, Tech Writer)
1988年、東京都調布市生まれ。早稲田大学文化構想学部卒(1期生)。
大学卒業後、2011年新卒としてミクシィに入社。新規事業に携わり、webやアプリのディレクター等を務める。
2013年末に退社後、フィリピンに語学留学を経て、サンフランシスコにてテックライターとして活動。
2014年7月より、Yelp Japan2人目の社員として東京のコミュニティマネージャーに就任。50回以上のイベント企画・運営やPR活動、500件以上のレビュー執筆等を行う。
2016年1月より、メルカリの広報に従事。
コミュニティマネジメント、PR、テックライターなど相談にのれます。
お仕事などの相談はTwitterにご連絡ください。(@r1ccha)
経歴(Linkedin)
2016.1〜
メルカリの広報として働いてます。
2014.7〜2015.12
Yelp 東京のコミュニティマネージャーとして働く。
ユーザーコミュニティの形成、50回以上のイベント企画・運営、東京の飲食店やスポットのレビュー執筆500件以上、PRなどなど・・
詳しくは↓にインタビュー記事などがあります。
2014.4〜2014.6
サンフランシスコの若い起業家が集まるシェアハウスTechHouse(現在は終了)に滞在しつつ、テックライター活動。
当時書いたものは、この記事の一番下にあります。
2014.1〜2014.3
フィリピン・セブ島のMBAという学校に10週間ほど語学留学。
合間にマニラの日系スタートアップYOYO Holdingsでwebディレクターとして2週間インターン。Optimizelyの導入などをしていました。
NO DAY BUT TODAY: 初めてのインターン生受け入れと卒業式
2011.4〜2013.12
新卒でミクシィに入社。主に新規事業のwebやアプリディレクターとして働く。
メディア掲載/イベント登壇/Podcast出演など
2016
coming soon..
2015
2014
テックライター
2015年2月〜4月の間、サンフランシスコに滞在しながら
現地でしか使えないアプリの体験レポートを書いていました。
今年は繰り返したくない、去年踏んだ過ち
どうも明け方に目が冴えてしまったので、前からやりたいなと思っていた深夜から明け方の間のファミレスという微妙時間を過ごしながら、悶々と頭の中を占めていたことを手帳に書き出していた。
年末に1年を振り返ると、どうも毎度「今年も変化の多い1年だった、実りの多い1年だった、みなさんありがとう」という挨拶にまとまってしまう。それは自分だけでなく、たくさんの人のFacebook挨拶に踊る「今年は変化が多い1年でした」という一文を見て、ああどんな人もその人なりのいろんな転機があるんだな、退屈だったという人はそりゃいないんだな」ということを知った。いやまあ、自分の周囲が行動力のある人ばかりだということは多分にあるんだけれど。
省みると、私の去年の生活、特に後半にいまの仕事をはじめてからは日々試行錯誤と奮闘で、新しいチャレンジに挑みながら大いに悩み大いに悶々としていたわけで、しかし人間の近況の大半がFacebookのイメージで決まってしまうこの時代、会った人から「楽しそうだね」と言われる度に「いやーまあそうですね、はは」と自分でもよくわからず微妙な答えを返しつづけていたらあっという間に師走でした。早いよ。
どうせなら良かったことで1年を振り返るよりももう同じ轍は踏みたくないことをまとめておいたほうが少しでも今後の自分に役に立つバトンが渡せるんじゃないかと思い、2015年はやりたくないこと3つを書き残しておこうと思った所存。3つなのは、3つくらいじゃないと覚えられないからです。
1.無駄に未来の心配をして不安になっていた
まだ断られてもいないのに「これ提案して断られたら嫌だな…」とか、「人集まらなかったどうしよう…」とか、「これ言ったらこうとられるかな…」とかとかとか。
最初にこのネガティブ思考になったのはちょっとしたきっかけではあったのだけれど、なんだかずっと不安で怖くて胃を痛めていた(気分だけ)。
しかし、最初は無謀と思ったことでもやってみれば予想以上の結果になることの方が多かった。それに、上手く行かなかったとしてもトライしたという達成感はあるのですっきりする。
不安になるのは暇だから・時間に余裕があるからというのも、昔の仕事で実感したことがあったんだけどな。忘れてた。
不安になる暇ないくらい行動しろ。これが真理。
それから失敗してないのはチャレンジ不足。これも真理。
2.仲間がいないと思いこんでいた
前職はとても仲の良い会社で友達のようにみんなのことをよく知っていた。それから、職能や得意分野が異なる数人でチームを組んで、役割分担して仕事をしていたので、チームが前提、チームをいかに効率よくまわるようにするか、ということをよく考えていた。
いまはというと、基本的に都市に担当が一人。同僚はいるけれど自分も含めみんな家で働いているので、そうしょっちゅう会ったり飲んだりするわけじゃない(Skypeでは話すけど)(これはグローバルで共通)
もちろん会社側もこれが障壁になるということは理解していて、仕事以外でも声をかけてくれたり、出張でみんなで時間をすごす機会はいろいろとある。
しかし、この仕事をはじめて思った以上に自分は孤独というか一人仕事が苦手なんだなと気づいた。一人だと、落ちたときにとことん落ちてしまったりとか。
世の中のフリーランスの方や会社でも一人で動いていくタイプの仕事の人は、これに慣れているんだろうか?性格の適正によるのかな?これはまだ疑問。
ただね、「仲間がいない」って自分で思い込み過ぎてたなと今になって思う。例えば、コワーキングスペースに行くなり、同じような働き方している人同士でもっと繋がるなり、代替できる方法はいくつかあったのかなと。いろんな人を見ていると、会社を超えても立場が同じだと社内より深い仲間感もあったりするんだなと思うし。
仲間と思える人をつくる。人に頼るときは頼る。この場合、「自分が思えるか」が大事なんだな。
※寂しがっているとたびたび前職同期が「うちのコワーキングスペースに来れば」と(ネット上で)言ってくれて嬉しかった。Yokomarkありがとう。
※コミュニティマネージャー同士でつながりはじめたのも嬉しかった。PinterestのYukaちゃん、UberのKitaoさん、ありがとうございました。
3.フィードバックを得る機会が少なかった
唐突だけど私は天秤座で、占いを特別信じているわけではないけれど色んなコラムを読むたびに、まさに天秤座だなあと思う。その中でもとりわけ衝撃を受けたのはこちら。見つけたのは高校生のころだと思うんだけど、mixiのプロフィールにそのままコピペしてた。こうパーソナルなことを書き続けるのは恥ずかしいんだけれど、膝を打つくだりがこれ。
「私ってどう?」という問いかけが天秤座の核にあります。
自分は周囲の人との相互作用がないとどうも生きていけないらしい。ちなみに、人に全然会いたくないという人や一人で黙々と研究や作品を作り続ける人は本当に尊敬するが絶対に自分にはできない。田舎に旅行にいくだけですぐ寂しくなるし。
気心知れた人同士は、常にフィードバックがなされていると思う。一方初対面の人に会い続けると、1からの情報の授受・お互い何度も話していることの紹介し合いになるので話が変わってくる。フィードバックがないと「進捗状況」がわからないわけで、壁に向かって一人で戦っているような状態のような気がしてくる。
自分が何をして、どんな結果をだして、それは期待されている以上だったのか以下だったのか、ということを省みる機会はできるだけこまめに、能動的に作ったほうがいい。
いまの状態からフィードバックをもっと増やすには、自分が「ハッとする」「やばい」と思うような機会・存在を周りに増やすこと(よくいうメンターを探せということなのかな)これは2にかなり近いけれど。
去年を通じて思ったのは、相手から声をかけられて会う場合よりも、自分から会いにいかないと良いフィードバックを得られる存在には出会えないということ。だから、去年のいつかに書いた「会いたい人に会いに行く」という殴り書きの付箋が自宅の机の前に貼られている。
明け方に書いた勢いでエモいですがそのままにしておきます。
2015年、全力で走り抜けたいぞ。
あれな新年の表明になってしまったけれど、周りの人がいないと行きていけないということがよーくわかったのでよろしくお願い申し上げます。 エモい話を語り合ってくれる人は大歓迎です。みんなの悩みとかちょう聞きたい。
ツイートとインスタでまとめたベルリン旅行記
2014/12/27〜2015/1/3のベルリン旅行をツイートとinstagramでまとめて記録。
寒い(最高気温-3℃くらい)
一回室内に入ったら出たくない。。寒さに心が折れた。。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) December 28, 2014
外が寒すぎるし駅とかも寒いので一回暖かい室内にはいるとまじで出たくなくなる。東京ってあったかかったんだな。16時くらいで夕暮れだし。日本でも北海道とか東北は家にこもってるのかな。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) December 28, 2014
だがしかしこんなスキー場みたいな寒さでも着込んで屋外の屋台やクリスマスマーケットでビールやらグリューワインやら飲むのがヨーロピアン。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) December 28, 2014
ヨーロッパの石畳や石造りの建物の底冷えに比べると東京ってめっちゃ温暖なんだなー。ベルリンは樺太くらい北だったから当たり前っちゃ当たり前だが。。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) 2015, 1月 3
ベルリン所感
ベルリンいまのところアジア系少ない気がする。金髪碧眼ゲルマン系多い。たくさんが言ってた通り金なさそうな人が多いけど治安は良い。トルコ系移民が多いのでケバブ屋とか多い。あとメニューとか看板とか英語表記少なくて困る\(^o^)/ドイツ語わからん!
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) December 28, 2014
ドイツみんな英語喋れるから大丈夫でしょと思ってたらドイツ語しか書いてない場所が多くてかなり困る。。パリとかローマとかに比べて観光地度が低いせいっぽい。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) December 28, 2014
通じることは通じるけどなんか単語の作りがよくわからないので食べ物とか全然想像がつかない・・
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) December 28, 2014
後半少しだけわかるようになりましたが、単語がくっついているのでフランス語とかに比べると難しい。
ベルリン来てドイツの歴史博物館とかみていて感じるのは、反体制が好きとか身についてるのかなってこと、歴史に対して厳しく自省する態度。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) December 31, 2014
あとなぜかドイツ人はオレンジジュースをよく飲んでいる。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) January 1, 2015
ベルリンの壁
The wall. The kiss. #Berlin #berlinwall
ところでベルリンの壁の破片は気軽に買える。10ユーロくらい。 pic.twitter.com/6SmAgg9gex
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) December 28, 2014
ドレスデン
聖母教会 #Dresden #Germany #trip #InstaSize
ドレスデンは本当にフィレンツェに似てる街並みだった Dresden somehow reminded me of Florence. #Dresden #Germany
ドレスデンは本当に街並みがフィレンツェに似てた。第二次大戦で爆撃されて破壊された後に東ドイツだったから復興されず、統一後にやっと復興された街並みだけど本当に昔からあるみたいな城や宮殿や聖堂だった。しかし寒かったー。。 pic.twitter.com/Y23gJy6ixu
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) December 29, 2014
エルベ川のフィレンツェと呼ばれているらしいですが、本当にフィレンツェに似ている町並みだった。
年末年始
ベルリンはまだ午前中だし店全然やってるし大晦日感なし!
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) December 31, 2014
ベルリンは戦争の爪痕が色濃くて焼け落ちた教会が残されてたり記念碑も多いし負の歴史を残そうという意志が沢山感じられる。戦火を思い出させるので普段は花火も禁止で買えない。しかし12/29から31までだけは爆竹と花火解禁。というわけでいま窓の外は爆撃を受けているような爆破音が…
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) December 31, 2014
昨晩は花火と爆竹が至近距離でとめどなく鳴り響き、ナチスとヒトラーのこと調べてたのもあって戦時中のようだった。。今日は街中夏祭りの後のようなゴミだらけ。誰が片付けるんだこれ?
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) January 1, 2015
ベルリン氏の清掃サービスが掃除してくれるそうで、1/2には綺麗になってました。
さすがに元旦にやってる店が少ないや。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) January 1, 2015
駅の中のスーパーやフードスタンドくらいしか営業してなかった。
ユダヤ博物館
ずっと行きたいと思っていたユダヤ博物館。
"Memory void" in Jewish museum berlin ユダヤ博物館にて #berlin #Germany #art #museum #InstaSize
分厚い鉄板の顔の上を歩くと金属音がホールに響きわたる #berlin #Germany #jewismuseum #museum #art
ユダヤ博物館はひめゆりの塔みたいなのをイメージしてたら全く違ってダニエル・リベスキンドのコンセプチュアルな建築がすばらしく、展示もユダヤ人の歴史をなかなか客観的に解説していて、子供が楽しめるような作りもあったりして非常に面白かった。ベルリンで一番行きたかったけどその価値はあった
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) December 31, 2014
ベルリン国立バレエ団「白鳥の湖」
白鳥の湖、素晴らしかった!!オデットと白鳥たちが本当に妖精みたいでプリマと第二幕の白鳥のシーンは鳥肌がたった。ただしベルリン国立バレエの白鳥は筋が違いすぎて、最後のシーンが意味わからなすぎてポカーンとしてたら終わった\(^o^)/
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) January 1, 2015
本当に素晴らしかったです。プリマのヤーナ・サレンコ(Iana Salenko)のオデットは儚くて手先をあげる一つ一つまで美しく妖精のようで感動。
しかしストーリーが、王妃(母)と王子(息子)の息子溺愛&マザコン、セクシーに踊りまくる王妃、王子ラブなベンノ、戻ってこないオデット、王子に殺されるロットバルトなどなど、相当変わった白鳥で口あんぐり。
考えたこと
めも。第一次世界大戦は日本では影薄いけどヨーロッパでは相当な遺恨。初めてメディアを通したイメージの戦争。プロパガンダのはじまり。重すぎる保障費を払えなかったドイツでヒトラーがでてきたのはある意味必然?なぜそこまでナチが人気を博したのか。ドイツの民衆の心理は?イスラム国との類似。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) December 31, 2014
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) December 31, 2014
イスラム国のメディア戦略やプロパガンダを分析してる記事あったら読みたい。英語ならあるかな。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) December 31, 2014
未来の自分へ
最近毎回両替しすぎる。カードでだいたいいけるのだから最低限でいいんだよね。。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) January 1, 2015
それから、持ち物にはさみ・ナイフ・爪切り・栓抜きなんかが一緒になった万能ツールは1つ持っておいたほうがいいかも。輪ゴムが地味に便利でした。
今回久しぶりにJAL乗ったらサービスの素晴らしさも機体の快適さも圧倒的に良くて今後できるだけJALにのろうと思った。行きにwifiを受け取り忘れ出国して気づくというピンチだったけどJALの方に届けてもらえた(;;)ボーイング787も座席広くて最高だった!
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) 2015, 1月 3
いままでは国ごとの文化や人間観察が好きで都市に旅行に行くことが多かったのだけれど、特に欧米の都市はどこも似ているところがあって飽きてきたので、次は世界自然遺産や絶景的なところに行きたい。今年は南米行きたいなあ。
母と一緒だったけどAirbnbやYelpやタクシー配車アプリ(ドイツはuber禁止されてるからmytaxiってやつ)のおかげで快適な旅だったわー
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) 2015, 1月 3
タクシーを呼んでもらえないAirbnb宿泊の場合、タクシー配車アプリはめっちゃ便利です。
おまけ
日本に住みたい理由 1.お風呂が快適 2.いつでも店が開いている 3.ご飯が安くて美味しい
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) 2015, 1月 2
夢だと思ってたら実現してた一年だった
年末年始のこの時期よく引用される、大前研一氏の名言。
人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目は付き合う人を変える。この3つの要素でしか人間は変わらない。最も無意味なのは「決意を新たにすること」
2014年の1年を思い出すと、この全てが大きく変わったなあと思います。
2014年なにしてた?
「海外に住んだり働いたりしてみたい」という思いが募って前の会社を退職したのが2013年の終わり。2014年、頭の1月・2月はフィリピンはセブ島のMBAという語学学校で英語の勉強づけ。履歴書の添削や面接の練習をしてもらいました。合間に2週間マニラのスタートアップでインターンもさせてもらい、「海外で働く」をわずかながら疑似体験。
東京に戻った後は、さて何しよう?と考えながらスタートアップ系の方に色々会ったりしていたのですが、「サンフランシスコで立ち上げたばかりのシェアハウスに滞在しながら、立ち上げたばかりのテックメディアの記事を書く」という選択肢を選びました。理由は、一番成り行きが予想できず面白かったから。「神様にフェイントをかける」という言葉がなんとなく頭に残っていたのです。いま調べてみたら小山薫堂氏の言葉でした。
その後、2ヶ月ほどサンフランシスコで記事を書いたりブログを書いたりしながらぶらぶらしたあと、東京へ戻ってきたのが6月頃。その後ひょんなきっかけから現在の会社に入ることになりました。
いまの仕事についた経緯
そもそも年頭には「2年くらい海外(シンガポールに行こうと思っていた)で働こう」と思っていました。Facebookにもそんな投稿をしました。だがしかし、現在は東京で働いております。そこに至るまでの思考をたまに忘れそうになるので書き留めておきます。
漠然と「海外に住んでみたい」と思っていましたが、数ヶ月海外に滞在してみて、「大切な人たちと一緒にいること」は自分の中で想像以上に大きいウエイトを占めていたんだな、と気づき、東京に戻ろうかな?という気持ちは強くなっていました。しかし海外とシームレスにつながる仕事や日本以外のカルチャーをもつ会社・同僚を体験したいという思いもあり。さらに、前職の経験から次は10人以下程度の少人数から会社が大きくなっていくフェーズを体験したいと思っていました。
そんなところに、前職の同僚だった方からいまの会社が募集しているから興味ある?というfacebookメッセージをもらったのです。しかも異なる2人から同じ時期に。これはなんかの流れかしら、と思い会ってみることに。すると職場は偶然にも条件がぴったり合致したのでした。とはいえ英語のハードルだったりなんだりで実際難しいだろうと思っていたら、結局ジョインすることになりました。個人的には学校選びや仕事選びの節目では「流れ」を信じているので、のってみました。
ちなみに、この話がなければサンフランシスコでTradecraftという3ヶ月でUXやGrowthのプロフェッショナルを養成するbootcampに行こうと思っていました。ここも相当おもしろいと思います。
1年で変わったこと
と、いうことで当初の引用に戻ります。
時間配分を変える
前職を退職して最高に自由な無職身分となり、当然時間の使い方は激変しました。
7月からは就職しましたが、 前回とかなり方向性が違う仕事なので時間配分も180°違います。
住む場所を変える
今更ながら生まれてこの方住んでいた調布の実家を出ました。
セブ島の語学学校併設コンドミニアム、マニラのAirbnbで借りた部屋、サンフランシスコのシェアハウス( シェアハウス生活って実際どうよinサンフランシスコ - r1ccha's Blog )。東京に戻ってきてからは、都心で一人暮らしをはじめました。1月中にまた引っ越し予定。
付き合う人を変える
場所を変えるとほぼ必然的に人も変わります。セブの語学学校(スタッフ・卒業生ふくむ)コミュニティやマニラの日本人スタートアップコミュニティ、サンフランシスコのシェアハウス仲間やスタートアップ系日本人コミュニティ。それから東京でもスタートアップ系の知り合いが増えました。
現職についてからは日本のメンバーはもちろん、海外にもたくさん同僚ができたことがとても新鮮です。
イメージできれば実現できる、かも
そんなこんなで、人生の中でも一番と言えるほど、変化の年だった2014年。
最近うっすら感じているのは、「イメージできることは、実現できる」ということです。
大好きだった前の会社を本当に辞めて、海外に行くなんて思っていなかった。帰国子女でもなく留学経験もない自分が、英語を使って仕事する環境につけるなんて思っていなかった。アメリカは家賃も高いしビザもきついし住めると思っていなかった。シリコンバレー系web会社の日本立ち上げ初期メンバーなんて、相当すごい人しか入れないんだと思ってた。新宿から歩いて帰れる場所に住むなんて思ってなかった(これは偶然)。
昔夢みたいに思っていたことが、今となっては当たり前になっていたりして。
(ただ、当たり前になっていて、意外と達成感はなかったりする。これはまた別の問題だと思うけれど)
ちょうど、最近読んでいた本の中で共通していて心に残ったのが「成功のイメージを詳細に、誰よりも強く持つこと」でした。
自分は元々は期待値をできるだけ低めに抑えてしまうタイプなのだけれど、近頃は「理想の○○は?」「どうしたい?どうなったら嬉しい?」を自分に問いかけています(よく忘れちゃうけど)。
また、理想についてはビジュアル化も有効そう。先日参加させてもらったPinterestのVision Night(Japan Blog, Pinterest Vision Night を開催しました!)というイベントで作った、自分の理想イメージを集めるビジョンボードはぴったりの方法でした。こんな感じ。
Vision Board 2015 on Pinterest | 43 Pins
夢かな、と思っていることは、テキストでもビジュアルでも具体化してみると、案外すぐ叶うかもしれません。
蛇足
年末年始はベルリンにきていまして、現在1月1日の深夜。新年の抱負を書こうと思ったのに書き始めたら去年の振り返りになってしまった。
2015年については一言で言うと「去年は外部環境をたくさん変えたので、今年は内部環境=自分をマネジメントする。"Manage Myself"」です。
明日、ベルリンから東京に戻ります!
ちなみに読んでた本はこれ。
グロースの時代 ヤフー、フェイスブック・・・で実践したビジネスを成長させるマインドとは (ノンフィクション単行本)
- 作者: 森岡康一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/09/11
- メディア: 単行本
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シェアハウス生活って実際どうよinサンフランシスコ
先月末にサンフランシスコから東京に帰ってきたのですが、
サンフランシスコでは1ヶ月半ほどTechhouseというシェアハウスに住んでいました。
Tech Houseは日本のスタートアップ界隈の人が集まる感じのシェアハウスです。ちょうどサンフランシスコに行く話がでたタイミングでTechHouseも立ち上げ直前だったのですね。それで知り合いに紹介してもらって住むことに。家賃が高騰しまくりのサンフランシスコで、かなりお手軽に泊まることのできるありがたい場所でした。
私が渡米してTech Houseに住みはじめたのは4月の中旬なのですが、一ヶ月以上という長期滞在者は私ともうひとり(エンジニアのNobuさん)が初でした。
つまり、ほぼ最初の住人だった(しかも家主の長谷川くんはビザのために入居翌日から3週間ほど帰国しており不在w)ため、家の必要品を揃える買い出しから短期・長期ゲストの出迎えやらパーティーの準備やら色々と関与させてもらったのでした。
滞在期間の最少人数は2人で、4人部屋を1人で悠々と使ったりもしていましたが、人の出入りを繰り返し、最大では15人宿泊していた夜もありました…w
「そんな状況耐えられるの?しかも女子1人で!!大丈夫!?!?」と会う人会う人に(面白いほど)言われまくりました。
結論:いやー、楽しかった!
元から、自分なりにもまあ不安はあったので「無理だったらAirbnbでも探して引っ越すかー」くらいの気持ちでいたのですが、結果的に困ることもまあそんななかったし、何よりめっちゃ楽しかったです。
自分は元々生粋の一人っ子であり、東京の実家では大体自室に篭っているから共同生活ってどんなんだろう・・?と内心不安だったわけですが、はじめてのシェアハウスはサークルの合宿のような、学校の寮(想像だけど)のような、兄弟とかいたらこんな感じなのかしらん、という感じで、大変新鮮でございました。
せっかくなのでいくつか思ったことを書き残しておこうと思います。
※予め断っておきますが、共同生活への耐性は個人によるところが大きいと思うので、他の人が同じように感じるかは全く保証できません。それから、自分は仕事せずぶらぶらとすごしていた(ニート乙)ので、仕事で疲れて帰ってきてシェアハウス、とかはやっぱりしんどいのかもしれません。ので参考程度に。
シェアハウスのよいところ
住んでいるだけでいろんな人に出会える
これが最大です。本当によかった。
例えばアメリカでインターンしに来ている東大生、外資系ビジネスマン、現地で起業してる日本人、転職の合間に遊びに来てみた社会人、VCの人、破天荒な大学生、などなど1ヶ月半のうちにほんとーにいろんな人に会うことが出来ました。
家に帰ると新しい人がいるというのは中々面白いです。自己紹介がスムーズになります。
(だんだん、簡単に自己紹介しながら名前を聞いてfacebookで検索する→共通の友人を見る→話題広がる、が定型化しました)
リアルな場をつくると、そこがハブになって情報が集まるとはよく言いますが、ああなるほどこれは便利だわ、と実感しました。
話のネタになる
ラッキーなことにTech Houseは著名な人のツイートやブログで紹介されたりでそこそこ名前が広まっていたため、、Tech Houseに住んでいると言うと初対面の人でも話のネタになることがありました。「遊びに行きたい!」と言ってくれる方も結構いたり。
これは特にコンセプトが明確なシェアハウスの利点ですね。コンセプトがあるシェアハウスの有利さを感じます。
見ず知らずの土地でも寂しくない
会社や学校がある人ならばいざ知らず、特に所属なくニート状態でサンフランシスコ滞在していた自分。TechWatchに記事を書きつつぶらぶらとしていたのですが、特に当初は予定もあまりなく。家でPCに向かって記事書いてる時間が長かったのです。
私はずっとひとりだと暗くなってくタイプなので、シェアハウスにいると家族がいるようなものなので、心細さが減ってよかったです。
料理・掃除など家事のめんどくささが軽減
私めんどくさがりなため、1人だと家事など腰が重くなるのですが。人がいるから見栄っ張りが功を奏すのか、意外とシェアハウスの方が楽かもしれない。
アメリカの家ということもあり、キッチンも広いし料理するなら複数人であーだこーだ言いながらやるほうが楽しい。
それからシェアハウスで問題になりがちな掃除ですが、さすがに汚くなってきたな・・と思ったときは、たくさん人がいる夜とかを見計らって「そろそろやばくない?ゴミ捨てない?」と言って無理やりみんなを巻き込めば、自分だけイライラすることもなく人数多いのであっという間に終わってよかったですw
ベイエリアでは破格の家賃
もとはといえばこの理由で住みはじめたので当然ですが…
やっぱりサンフランシスコ・ベイエリアは家賃もホテルもAirbnbにしても1泊1万円以上(or安いところは極端に治安が悪い)、個室ありのシェアハウスで10万以上は当然だし、人気で売り手市場なのであっという間に部屋が埋まってしまう。紹介とかない限りなかなかいい物件はないと思うので、Tech House最高でした。
長期滞在するなら、いい場所見つかるまでとりあえずTech Houseってのもありと思います。
荷物受け取りが楽
日時指定なんてできるわけのないのがアメリカなわけで、3回受け取りそこねると配送センターにいったりする羽目になります。
誰かしらは家にいる可能性が高いので、受け取りやすく、安心して配達も頼めるというのは地味にありがたい!
シェアハウスの問題点
※Tech Houseではなくてシェアハウス全般、ってことです。誤解なきよう。
コミュ力低い人、人が好きじゃない人はしんどそう
そりゃそうだって話ですが。人に会うのが好きな人は楽しい一方、人に会うと疲れるタイプの人はしんどいんだろうなあと思います。
逆に新しい人がんがん来るので人見知りとかなおりそうですが。
プライバシーない
個室なしなので自分だけの空間を物理的に持つことは難しい状態。となると、みんながいる場でもスルーできる力(イヤホン必須)や、誰かが飲んでてもやることあるときはスルーwのような自己管理力必要ですね。。
日中は大体カフェとかにいって作業してました。
お風呂のタイミングw
些細ながらこれは絶対困るポイントwお風呂の絶対数は2つなので絶対混み合うという。人気な時間帯を外すようにしてました。
これ、男子ばっかりだったからよかったけど、女子の数が増えた場合ひとりのお風呂時間が長いので問題になりそう。
他のシェアハウスの人、どうやって管理してるんでしょうか?
共有物を誰が買うか問題
食べ物をどこまでシェア可能にするかとか、ティッシュとかトイレットペーパーとか水とか掃除用具とかそういう生活必需品系はどうするかっていうあるある問題。オーナーがはっきりルール作ったほうが良さげ。
Tech Houseでやりたいなーと思ったこと
コミュニティの育成
一泊から数ヶ月まで滞在期間はいろいろですが、泊まりに来た人のコミュニティとかできたり、そこでコラボレーションがうまれたりしていくといいよね、と。どうやってkeep in touchしていくかが問題ですね。
facebookグループとかになるんだろうけど、大体バーチャルなコミュニティだけだと続かないなあと過去の経験から思います。東京で同時期にいた人の同窓会とかやってもいいかもしれないな。
結局コミュニティってすごい大事だなあというのはサンフランシスコ滞在を経て改めて感じるので、Techhouseの卒業生がどんどんビッグになったりしたらすごくいいなーと思ってます!
パーティー力をあげる
一回寿司パーティーやったけど、とても楽しかった&いろんな人きてくれて盛り上がった!のでぜひまたやってください。いないけどw
まとめ
つらつらと書いてきましたが、最大のメリットを一言で言うと「偶然性が高い」ってことなんだと思う。
一人暮らし(私の場合は実家だけど)って大体、すべてのことを自分の思い通りにできる一方で、想定外のことってあんまり起きない。それは楽だけど単調な生活になりがちだったり、自分の興味範囲を越えることって段々減ってきたりする。
いろんな人と住んでいると、偶然、普段なら会わないような人に会えてそれがすごく面白かったり、突然盛り上がってどこかにでかけたり、就職先が見つかったり(実例w:私ではない)などなど、予想を超えていろんなことが起きるのが、なによりも面白かった!
ネットでは大体意図したことはなんでもできるし、知人とのコミュニケーションもできるけれど、だからこそリアルで偶然性が高い場ってすごくわくわくするし、そこで会った人とはより強い連帯感がうまれるのですね。コミュニティの力!
ということでサンフランシスコやベイエリアに行かれる方は、Tech House、ぜひぜひ行ってみてくださいね。懐の広い家主長谷川くんが出迎えてくれるはず!
おまけ
東京戻って、やっぱりシェアハウス住みたいなーと思ってます。今年の秋くらいからできればはじめたい。
すんごいざっくりですがこういうのがいいかなと思っている構想は以下。
- 家のなかで集中してもくもく作業できる場がほしい(重要)…家にいる時間の生産性をあげたいw
- 会社員で個人/サイドプロジェクトもやってる、とか、フリーの人とか起業家とか、面白いライフスタイル模索してる人が集まったらいいなー
- 外国人で旅行に来る人をAirbnbで泊めたりもしてみたいなー
- 個室なくてもOK(コスト的な意味も含め…)
- 渋谷を中心に代々木から恵比寿あたりまでのあたりがいいなーと思ってます。渋谷徒歩15分圏内の一軒家をイメージ。
まだだいぶ漠然としてますが、もし興味ある人いたらtwitterでお声がけいただければ!
シリコンバレーは二重の世界
もう明日帰国なわけなのですが。サンフランシスコで感じた書きたいことはいろいろあるんだけどな。
アメリカに来てずーっとこの国なんなんだろうって思ってた違和感が、アメリカについての本を何冊か読んだのとGoogleにお邪魔したあとで、夜の市バスに乗って帰ってる途中でようやく腑に落ちた。当然だけどグローバル≠アメリカってことだった。もうワーク・シフトが現実なんだな。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) 2014, 5月 9
前回の記事でアメリカ(住んでいるのはサンフランシスコだけど、とりあえずアメリカという国)ってなんなんだろう?と考えている、と書いたけれど、3週間くらい前かな?夜の市バスに乗っている途中、突然腑に落ちました。
ここには「ローカルなアメリカ」という世界と、「世界規模の競争社会(globally competitive)」という世界と、2つの世界が同じ土地で存在しているんだな、と。
前回ブログで私が書いた、サンフランシスコのイメージ・・思ったよりも、治安が悪かったり不便だったり、貧富の差がものすごく大きかったり、結構な田舎だったり・・というような「アメリカってこんな国なんだっけ?どうしてこうなってるんだ?」という疑問は、何冊かアメリカに関する本を読んで、大体どれも言っていることは同じでざっくりと以下の感じに理解しました。
- ブッシュ政権がイラク戦争を筆頭にとにもかくにもひどかった
- 英語わからない、常識が存在しない国民が多数存在するので、極端な右派とかキリスト教原理主義とか人種差別ばりばりなメディアとか、日本常識から考えると信じられないようなも存在する
- 911以降、政府による問答無用の監視・取り調べ・連行→拷問などが起きており、監視社会化が激しい、NSA(アメリカ国家安全保障局)は携帯やらパソコンやらをすべて監視している
- コングロマリットと政府の癒着が激しく、大企業の影響力がout of control
- 格差が激しく、ミリオネア・ビリオネアの限りなさと貧困の多さが極端
- 差別は明らかにそこら中に存在している
※読んだ本は最後に。異論は受け付けます。
という感じでアメリカをざっくり理解したあとで、先日Google本社におじゃまする機会をいただきました。
思ったよりめっちゃ田舎にあったり、みんな本気でリラックスしてたり、いい環境すぎたりと驚くことはいっぱいあったのですが、ハイライトがこれ。
Google本社で驚いたのはとにかく中国系とインド系の人数も圧倒的多さ。世界の縮図で優秀な人を集めるとやっぱりこうなるんだなと。GoogleとかAppleとかって別にアメリカの会社じゃなくて、グローバルな会社なんだなあと本当に実感した。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) 2014, 5月 6
招いてくれた方は、「ダイバーシティの極みみたいな環境」と言っていたけれど、まさにその通りで。
これが、世界の猛者が集まる「シリコンバレー」のイメージだなあ、と納得すると同時に、これがアメリカか?と考えるとそうでもなく。GoogleやAppleって既に国家を超える競争力をもつ状態なので、彼らにとってはもしアメリカがいづらくなった場合には場所を変えればいい話だし、そこで働くようなプロたちは結局どこでも生きていける力をもってるわけで。(もちろん、リモートワークだって可能だし)
そして、こんな環境で働いている人たちは、例えば
「インドの高校→アメリカの大学→アメリカの会社→ヨーロッパ転勤→戻ってきてアメリカ」とか、「ドイツで仕事を初める→ニューヨーク転勤→シンガポール転勤→ベイエリア担当」みたいなのがごろごろいるわけで、思い出すのは「ワーク・シフト」の世界なのでした。
なんというか、場所とか国境とか土地の特性とかってもう障壁でもなんでもなく、グローバルエリート的な人は国境なんてするっと超えて移動しているわけで、ああ、もう世界はつながって(しまって)いるんだな、と、ようやく感覚的に実感した気がします。
という、極めて個人的で感覚的なお話でした。
※実際のところ、世界はつながってしまった(日本以外)という話もあるのだけど、それはまた別の機会に。
完全ローカル文化の中で暮らす人たちと、世界を飛び回ってシームレスに仕事する人たちは、たまたま隣に住んでるってだけで、永遠に交差しない世界。アメリカ自体は貧しい国で、ただglobally competitiveな企業がこのエリアに場所をおいてるってだけなんだ。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) 2014, 5月 9
GoogleとかAppleとか大企業はアメリカが潰れたってどこにでもいけるわけだし既にタックスヘイブンとか使ってるわけだし。そこで働くプロたちにとっても国境ってあってないようなものって感じ。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) 2014, 5月 9
フィリピンを一言でいうと「いびつな発展」だったけど、アメリカは「圧倒的二極化」って感じ。ここと比べると日本は圧倒的に綺麗で平和で平等で緊張感なく暮らせていい国に思えるけれど、早晩日本もこうなるんだろうな。世界中そうだけど。それがワークシフトの言ってたことだったんだな。
— Rika / りっちゃ (@r1ccha) 2014, 5月 9
アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)
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サンフランシスコはセブシティと同じ人口だった
サンフランシスコに来て、だいたい2週間くらいたちました。
海外にいくと、とくに最初の2種間くらいは
「この国はここは日本と同じだとかここは日本と違うな」とか、「なんでこうなっているんだろうか?」とか考え続けているのですが
今回は頭の中で日本でなくフィリピンと比べている自分に驚きます。
今年の1月から3月まで、2ヶ月ちょいを過ごしたフィリピンですが、自分の頭にはフィリピンの経験がずいぶん強くインストールされていたようで。
日本だけではなくてフィリピンという、発展途上国・東南アジアという振れ幅の大きいサンプルが頭の中にあるのはとても面白いです。
それを踏まえて、サンフランシスコに来てから実感していることをつらつらと。
- サンフランシスコは小さな都市
3年前に出張前で来た時も思ったのだけど、東京でいうとひとつの区くらいのサイズ。
改めて、人口を調べてみたら、サンフランシスコの人口は約82万人。
東京はもちろん1300万人、同じアメリカのNYで833万人なので10分の1。
それからフィリピンだと、マニラで166万人、セブシティ82万人!
というわけでサンフランシスコとセブシティの人口が同じという驚きの事実が。
- コンビニがないと本当に不便
サンフランシスコやシリコンバレーといえばIT先進の街!というイメージですが、基本的には田舎だと思う。
特に不便なのは、お店やカフェの閉まる時間が早いこと、16時から閉店しだすカフェなどもあり、17、18時に多くのお店は閉店(都市部でも)。
22時くらいまでやっているお店は覚えておかないと、外で作業できない事態。
24時間やってるコンビニもスーパーも少ないので、気軽にいけない。
その点はセブやマニラのほうがすぐ近くにセブンイレブンとかミニストップがあって気軽に買い物にいけたので便利だったと思います。
アジアのほうがコンビニがあるからよっぽど便利。コンビニ最強。
- 貧富の差の激しさ
サンフランシスコのダウンタウンでは高そうなシティバイクにのり、海沿いのジムつきのコンドミニアムに住むテック業界の人はいっぱいいます。
オーガニック食品のお店が繁盛してたり、夕方にはランニングしてたり休日には公園で犬を遊ばせてたり、素敵なライフスタイルって感じ。
一方、ちょっと横のストリートに入るだけで雰囲気が一変。
倉庫街や落書きだらけのビルにホームレスやあきらかにドラッグきまっちゃってる人、大声でなんか歌ってる人など近寄っちゃいけない雰囲気をびりびり感じます。
いま住んでいるシェアハウスも、周りはスペイン系や中国系の移民だらけのエリアなので、夜なんかはあまり良い雰囲気ではなく、足早に帰ってます。
アメリカが貧富の差が大きい国だ、というのは頭ではわかっていたけれど、同じ街中に貧富が本当に混在しているという意味ではフィリピンのマニラにいたときよりも緊張感があるような気がします。
(マニラは一応エリアでわかれてるけど、サンフランシスコはストリートごとに変わる感じ)
なんというか気が休まらない感じ。
一応はアジア系のフィリピンとくらべて、本当に人種もバラバラという緊張感もアメリカならではな感じ。
- 移民が多い=英語を「正しく」話す人が少ない
これもかなり驚き。
街を歩いているとアメリカンアクセントの英語が耳に入ってくることは当然多いですが、
それだけでなく癖の強いインドなまりや中国なまり、スペイン系なまり、フィリピンなまりなどなど、本当に色々。
フィリピン留学でアクセント(なまり)を教えてもらったこともあって少しずつ聞き分けられるようになってきたので、面白いです。
日本にいたら日本語を話せるのは当たり前すぎる感じですが、アメリカにいるともう何世代もアメリカにいたとしても英語を話せないってことが、普通にありえるのだなあというのは驚き。
こんなに人種も文化もバラバラで、言語すら通じない人々を一つの国としてまとめるって一体どういうことなんだろう、というのはかなり不思議です。
IT業界だけでなく、世界を牛耳ってるアメリカ、どうしてこうなんだろう?というのを考えたくなり、
アメリカについての本をKindleで4冊ほど一気に買ってみたので読み進めています。
それについてはまた次に。